開発環境のセットアップ
1. フォルダの作成
デスクトップなどに「javascript-practice」という名前の新しいフォルダを作成します。
2. VSCodeでフォルダを開く
VSCodeを起動し、[ファイル] → [フォルダを開く] から作成したフォルダを選択します。
3. HTMLファイルの作成
VSCode上で新規ファイルを作成し、「index.html」という名前で保存します。
4. Live Serverの設定(推奨)
VSCodeの拡張機能「Live Server」をインストールすると、HTMLファイルの変更を自動的にブラウザに反映できます。
歴史と必要性
条件分岐とループは、1950年代のプログラミング言語FORTRANで初めて導入された基本的な制御構造です。 これらの概念がなければ、プログラムは単純な一方通行の処理しかできません。
例えば、ユーザーの入力に応じて異なる処理を行ったり(条件分岐)、 100個のデータを効率的に処理したり(ループ)することが不可能でした。 現代のプログラミングでは、これらの制御構造なしでアプリケーションを作ることは考えられません。
1. 条件分岐(if文)
基本概念
if文は「もし〜なら」という条件に基づいて処理を分けるための構文です。 日常生活でいえば「もし雨が降っているなら傘を持っていく」というような判断に似ています。
基本的な書き方(index.html)
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>条件分岐の基本</title>
</head>
<body>
<h1>条件分岐の基本例</h1>
<input type="number" id="age" value="20">
<button onclick="checkAge()">判定する</button>
<div id="output"></div>
<script>
function checkAge() {
const age = parseInt(document.getElementById('age').value);
const output = document.getElementById('output');
if (age >= 20) {
output.textContent = "成人です";
} else {
output.textContent = "未成年です";
}
}
</script>
</body>
</html> 実行手順:
- 上記のコードをVSCodeの「index.html」にコピーします
- ファイルを保存します(Ctrl + S または Command + S)
- Live Serverがインストールされている場合:ファイルを右クリックして「Live Serverで開く」を選択
- Live Serverがない場合:ファイルをブラウザにドラッグ&ドロップ
演習1: 年齢判定プログラム
以下の条件で年齢を判定するプログラムを作成してください:
- 0-12歳: 子供
- 13-19歳: 青年
- 20歳以上: 成人
テンプレート(age-check.html)
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>年齢判定</title>
</head>
<body>
<h1>年齢判定プログラム</h1>
<input type="number" id="age" value="15">
<button onclick="checkAgeGroup()">判定する</button>
<div id="output"></div>
<script>
function checkAgeGroup() {
const age = parseInt(document.getElementById('age').value);
const output = document.getElementById('output');
// ここにプログラムを書いてください
}
</script>
</body>
</html> 2. ループ処理
基本概念
ループは同じ処理を繰り返し実行するための構文です。 例えば、1から10までの数を表示する場合、同じような処理を10回書く代わりに、 ループを使って簡潔に書くことができます。
forループの基本(loop.html)
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>ループの基本</title>
</head>
<body>
<h1>ループの基本例</h1>
<button onclick="showNumbers()">実行する</button>
<div id="output"></div>
<script>
function showNumbers() {
const output = document.getElementById('output');
let result = '';
for (let i = 1; i <= 5; i++) {
result += i + '\n';
}
output.textContent = result;
}
</script>
</body>
</html> 演習2: 数字の合計を計算
1から10までの数字の合計を計算するプログラムを作成してください。
テンプレート(sum.html)
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>数字の合計</title>
</head>
<body>
<h1>数字の合計を計算</h1>
<button onclick="calculateSum()">計算する</button>
<div id="output"></div>
<script>
function calculateSum() {
const output = document.getElementById('output');
let sum = 0;
// ここにプログラムを書いてください
}
</script>
</body>
</html> 用語解説
- 条件分岐
- プログラムの実行の流れを、特定の条件によって変えること。「もし〜なら、こうする」という考え方です。
- ブール値
- true(真)またはfalse(偽)の2つの値のみを持つデータ型。条件が成り立つかどうかを表現します。
- ループ
- 同じ処理を繰り返し実行すること。「繰り返し処理」とも呼ばれます。
- インクリメント
- 変数の値を1増やす操作。i++ のように書きます。
- イテレーション
- 繰り返し処理の1回分の実行のこと。